グローバリゼーション18
出典: Jinkawiki
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1. グローバリゼーションとは ______________ 経済、文化、政治、環境問題などの人々の生活が、国家や地域の境界を超え、地球規模で一体化していくこと現象のことである。冷戦が1989年に集結して市場経済が旧社会主義国や発展途上国にも広がり、インターネットなどの情報通信機機器が飛躍的に発展した1990年以降から世界に広がったものである。グローバリゼーションは国境の存在を超えて地球規模で生じる現象をいい、「インターナショナリゼーション」よりも範囲が広いとされている。
2. 経済の分野
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グローバリゼーションが最も進んでいる分野が経済分野である。そのなかで、中心となる考え方がアメリカ、レーガノミクスより「新自由主義」である。新自由主義を簡単に述べるなら、従来公的な事業として行っていたものを民間に任せるという考え方である。小泉首相が唱えた「郵政民営化」は新自由主義の一つの主張である。根拠としては、産業・経済活動は、競争によってこそ品質が保障され、競争は公的事業では起きない。だからこそ、民間企業に任せるのが良いのではという話である。
その他の事例でも、世界の大企業は各分野の最も有利な地点で行うようになり、「多国籍企業」または「超国家企業」と呼ばれる大企業が世界の要所を占めるようになっていく。結果として、経済の分野の世界では、弱肉強食の世界となり富める者・貧困者に大きく割り振られていくことになっていく。
3. 文化の分野
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アメリカ発祥のマクドナルドやディズニーランドなどやハリウッド映画などが、国境を関係なく日本に上陸していることを例挙げるのが分かりやすいと思う。マクドナルドなどの食文化には、上陸した地域の特色に合わせて味に大きく違いがみられた。逆に、コカ・コーラ社は、味の変更は一切なく各地域で売られていることもある。そのため、一概にグローバリゼーションが変化を伴うという決まりはないといえるだろう。
参照
池尾愛子(2017)「グローバリゼーションがわかる」創成社
http://tanakanews.com/a1106globalization.htm グローバリゼーションはどこからきたか
mk