活火山
出典: Jinkawiki
←前の版 | 次の版→
概要
活火山とは、活動的で,現在噴火しているか,近い将来噴火する可能性もある火山のことである。 活火山の定義は科学的には明確でないが,日本では防災対策上監視を必要とする火山という意味で,気象庁が活動的な 火山として定常的火山観測を行なっている火山に対して使われることが多い。従来は歴史上噴火記録があるか,現在も活発な 噴気が続いているような火山を活火山と呼んでいたが,1991年に火山噴火予知連絡会が再検討を行ない,過去およそ2000年以内に 噴火した火山という基準を設定した。しかし,2000年以上活動していない火山が噴火活動を再開した例があることと, 国際的には過去 1万年に噴火が認められた火山を活火山と定義していることから,2003年,火山噴火予知連絡会は この定義に従うよう基準を再設定した。2017(平成29)年6月,日本国内では 111の火山が活火山として認定されている。
監視・観測態勢
2009(平成21)年6月、今後100年程度の中長期的な噴火の可能性及び社会的影響を踏まえ、「火山防災のために監視・観測体制の 充実等の必要がある火山」として47火山が火山噴火予知連絡会によって選定されました。これら50火山の選定を受けて、 気象庁では、噴火の前兆を捉えて噴火警報等を適確に発表するために、地震計、傾斜計、空振計、GNSS観測装置、 監視カメラ等の観測施設を整備し、関係機関(大学等研究機関や自治体・防災機関)からのデータ提供も受け、火山活動を 24時間体制で常時観測・監視しています。
分類
活火山は3段階に分類されてる。 Aランク(最も活動度が高い)は有珠山、浅間山、三宅島、桜島など13火山 Bランク(活動度は中程度)の火山は富士山や霧島山など36火山 Cランク(活動度は最も低い)の火山は赤城山など36火山 現在は活動的でないが将来噴火しそうな火山を休火山、今後噴火しそうにない火山を死火山と呼ぶが、その判定は難しく、 火山の分類に適用されることは少ない。
参考文献
http://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/STOCK/kaisetsu/katsukazan_toha/katsukazan_toha.html
https://kotobank.jp/word/%E6%B4%BB%E7%81%AB%E5%B1%B1-177344
投稿者KK