朝鮮戦争14
出典: Jinkawiki
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概要
朝鮮戦争とは38度線によって分断されている朝鮮民主主義人民共和国、通称北朝鮮が1950年6月25日に中華人民共和国の毛沢東とソビエト連邦のヨシフ・スターリンの援助をうけて大韓民国に侵攻したことによって起こった戦争である。 この戦争は今現在は休戦状態であり、戦争の終結はしていない。
戦争の流れ
1950年6月25日に北緯38度線から北朝鮮軍が突如として砲撃を開始、この際に宣戦布告はされておらずこれは奇襲攻撃となる。 その30分後に北朝鮮軍約10万人が侵攻を開始した。 この報告が韓国の大統領に報告されたのは攻撃開始から6時間後、アメリカ大統領に報告が届いたのは10時間後のことだった。
6月28日韓国の元首都であるソウルが陥落。この前日に韓国は首都を水原へと移している。 この一方的な北朝鮮軍の攻勢には軍の練度や装備の差が大きく関わっている。 韓国軍はアメリカとの条約により満足な装備を整えられずにいるのに対し、北朝鮮軍はソ連からの豊富な武器や戦車、爆撃機の供給を得ることができていた。
この後に北朝鮮は侵攻を理由は不明だが3日間停止。韓国軍とその支援に来ていたアメリカ軍に反撃の機会を与えることになった。
9月15日にマッカーサーの部隊が仁川に上陸。ここから北朝鮮に挟み撃ちの形で攻撃を仕掛け北朝鮮軍を圧倒する。これにより再び38度線まで全線が押し上げられることになった。 この後国連軍は北朝鮮側へと進行するが押し返され、北朝鮮側の2度目の進行も多くの空爆によって阻まれる。 この後アメリカ大統領になったアイゼンハワーの交渉により1953年7月27日、休戦が成立、戦闘は終了した。
日本への影響 特需景気
この戦争のときにアメリカ軍が拠点として日本で物資を調達するために大量に兵器を買うなどで経済を大きく回した。この際の好景気が後の高度経済成長のきっかけともなった。
出典
若き将軍の朝鮮戦争 著白善二 草思社文庫 (2013) 朝鮮戦争と特需 | 経済学入門 http://kezai.net/jpn/tokuju