ベトナム戦争43
出典: Jinkawiki
1. ベトナム戦争の始まり
ベトナム戦争にはっきりとした始まりがわかっていない。なぜなら宣戦布告がなかったからである。一般的には、1964年8月にトンキン湾事件を口実にジョンソン大統領が北ベトナムを爆撃し、その後、1965年2月から北爆が始まった。これが一般的にベトナム戦争の開始といわれている。
2. 戦争の拡大 アメリカで1969年にニクソン大統領が就任し、ベトナム反戦運動により、ベトナムから軍兵の撤退を決めたが、1970年以降は、カンボジア、ラオスに一転して戦線を広げた。1970年にアメリカはカンボジアに侵攻し、1971年には、ラオス愛国戦線の勢力拡大を止めるためにラオスにアメリカ軍が空爆をした。この空爆により、インドシナ半島全域はカンボジアやラオスを含み戦火した。これを第二次インドシナ戦争と呼ぶ。アメリカは内外から反発を受け、ベトナムを支援しているソ連と中国の関係も悪化した。これを中ソ対立と呼ぶ。1971年のドル=ショックにより、戦後の世界の西部のアメリカ一極時代が終わった。
3. 戦争の終わり 1972年にアメリカとソ連はベトナム戦争を終わらせるため、中国に訪問していた。しかし、アメリカは交渉している裏で緊縛を前より増す勢いで激しくなった。1973年1月にベトナム平和協定が成立した。3月にはベトナムからアメリカ軍の撤退となった。しかし、南ベトナムでは、戦闘は続き、1975年4月に、ホー=チ=ミンの作戦により、首都サイコンが落とされ、南ベトナム政府が崩壊した。そして、ベトナム戦争は終わった。
4.引用 ベトナム戦争―世界史の窓 http://www.y-history.net/appendix/wh1603-064.html