環境問題23
出典: Jinkawiki
環境問題とは
人間を取巻き、その生活や行動に様々な影響を与える外的条件、その環境に関する問題の総称である。 中世までは、人間の消費したもの(大気、水etc)を自然の復元力が常に復元し続けていたが、現在は人間の消費量が自然の復元力を上回り、大気汚染や、土壌汚染、水質汚染などの様々な環境問題を引き起こした。 自然の復元力とは、例を挙げるならエネルギー消費(燃焼)したものは森林の光合成が復元し、衣食住(自然素材に限る)は燃焼されたり、他の生物の餌、微生物の分解、江戸時代ではリサイクルが利用されていた。
環境をめぐる対策
リオデジャネイロの地球サミットは現在の環境対策の基本となる原則「環境と開発のためのリオ宣言」と行動計画「アジェンダ21」を採択した。それは地球環境問題に対する国際的関心を高めるのに寄与することに加え、ラテンアメリカ諸国の環境政策を開発優先から持続可能な開発へと転換させる機会を作り出した。よってこの地球サミットは持続可能な開発の実現が今後の地球の環境保全にとって不可欠であるという点において国際的な合意に達した。その他にも、温室効果ガスの排出の抑制を訴える「地球温暖化防止条約(気候変動枠組み条約)」や動植物の保護を図る「生物多様性保護条約」、森林保全を目指した「森林原則声明」が採択された。