ヒューマニズム

出典: Jinkawiki

ヒューマニズム

＜内容＞ 人間の本性と人間的事象に関心と愛情を持ち、人間の特殊性に固有の価値観と尊厳を認め、非人間的な物に対してこれらを擁護しようとする考え方。 また、歴史の中のヒューマニズムは、西欧ルネサンス期にあらわれた古典的学芸の復興を通じ、人間性の陶冶を試みる学問や教育理念を原型としている。 現代におけるヒューマニズムはより理論化されている。人間性の内容を規定し、何に対してそれを解放させるのかを研究し主張する立場を指す。

＜現代ヒューマニズムに対する批判＞ 管理社会化された現代社会の中で人々の意識や社会の対応は固定化され、ヒューマニズムは商品化されている。カントやマルクス、ヤスパースは人間性を手段化し、人間を「商品」として消費する現代ヒューマニズムの社会を批判した。

＜環境問題とヒューマニズム＞ 近年地球環境の悪化・改善が提唱されているが、この動きはあくまでも「人間社会が危機にさらされたから」起こったのであり、人間中心主義的であるという意見もある。人類は人類自身だけではなく、他の生命に目を向ける必要がある。

参考文献・HP 「ヒューマニズムの変遷と展望」 竹田宏 現代ヒューマニズム http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Cafe/2663/gendaishisou/humanism.htm

ハンドル名：幸水