新潟県
出典: Jinkawiki
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概要
日本海に面し、中部地方、北陸地方、関東甲信越地方に属する。県名は県庁所在地の新潟市に由来する。 地理的要素の違いから、上越地方、中越地方、下越地方、佐渡地方の4地域に大きく分けられる。 面積は東京都の約5.74倍で47都道府県で第5位、海岸線の長さは635.6kmである。
人口
1874年(明治7年)から1896年(明治29年)の統計では、約150万から180万人で推移し日本一人口の多い道府県であった。この時期は、日本人の9割近くが農業によって生活を成り立たせていたため、収穫高が大きい新潟県は人口涵養能力が高かった。その後も何十年か増え続けたが、都市化が進み、人口は減少傾向となっていった。特に、進学や就職などの理由による18歳〜24歳の若年層の減少が深刻で、県では人口対策を最重要課題に掲げている。
気候
県内全域日本海側気候で豪雪地帯であり、山間部は世界有数の豪雪地帯となっている。特に津南町や十日町市、妙高市周辺で積雪が多い。しかし日本海の暖流の影響で緯度の割には冬の気温が高く、日照時間が少ないために放射冷却が起こりにくく、朝晩はあまり冷え込まないようになっている。そのため降る雪は水分が多く、重たい性質である。一方、新潟市などの沿岸部の積雪はそれほどでもなく、特に近年は温暖化の影響で積雪量が減少している。夏はフェーン現象の影響で、気温が上がりやすく湿度も高くて蒸し暑い。
経済・業業
~産農林水産業~ 主要な産業としては農業が挙げられる。米作(コシヒカリ)が中心で、コシヒカリの収穫量は日本一である。特に魚沼地方で栽培されるコシヒカリは「魚沼産コシヒカリ」として、食味日本一の評価を受けるトップブランドであり、日本一の米どころであるといえる。また、米に関連して米菓(煎餅、あられなど)の生産額も日本一であり、日本酒も兵庫県、京都府に次ぐ第3位である。米以外では、漁業や西瓜の栽培も盛んである。
~鉱工業~ 石油ストーブ、石油ファンヒーターといった石油燃焼器具の生産が大きい。現在でも胎内市(旧中条町)沖に阿賀沖油田があり、採掘が進められている。他には金属製品の生産が多い。燕市・三条市の金属食器は国内シェアの9割を持ち、機械部品では、非鉄金属材料の加工に強みをもつ企業が多い。はさみや包丁、スパナなどの金属工具も大阪府に次ぐ2位である。長岡市では自動車やバイクのメーターが製造されている。1989年(平成元年)には工場立地件数で日本一になったこともある。
~サービス~ 積雪地帯であり、特に中越地方と上越地方の山間ではスキー場が多い。冬には多くのスキー場が観光客でにぎわっている。
引用・参考文献 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E6%BD%9F%E7%9C%8C#経済・産業