パリ協定
出典: Jinkawiki
2018年2月5日 (月) 01:23 の版; 最新版を表示
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[編集]
概要
パリ協定とは、2015年11月30日から12月13日に行われた国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)において採択された、気候変動の抑制に関する新たな国際枠組である。
この協定は1997年に採択された京都議定書に代わる枠組として採択されたもので、初めて気候変動枠組条約の締約国196カ国が参加することになった。
2017年、世界第2位の温室効果ガス排出国であるアメリカが離脱を表明した。さらに、最大の排出国である中国などもこれに続きかねないと懸念されている。
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内容
- 世界共通の長期目標として世界的な平均気温上昇を産業革命以前に比べて2℃以内に抑えること、1.5℃以内に抑える努力を追求すること。
- すべての国が削減目標を5年ごとに更新・提出すること。
- 先進国だけでなく途上国も自主的に資金を提供すること。
- 市場メカニズムの活用。
- などが盛り込まれている。
- 温室効果ガスの削減目標
日本
2030年までに2013年比で26%削減
EU
2030年までに1990年比で40%削減
アメリカ
2025年までに2005年比で26-28%削減
中国
2030年までに2005年比でGDP当たり60-65%削減
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参考
- INDCs as communicated by Parties, UNFCCC
- Report of the Conference of the Parties on its twenty-first session, held in Paris from 30 November to 13 December 2015, UNFCCC
- 国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21) 京都議定書第11回締約国会合(CMP11)等 (概要と評価), 環境省
- 国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)及び京都議定書第11回締約国会合(COP/MOP11)の結果について, 環境省
- パリ協定の概要(仮訳), 環境省