サブプライムローン問題2
出典: Jinkawiki
サブプライムローン問題とは、アメリカ合衆国の住宅バブル崩壊による一連の世界的な金融・経済危機のことである。
サブプライムローンとは
サブプライムローンとは、米国の住宅ローンの形態の一つで、クレジットカードで延滞を繰り返すなどの信用力の低い個人や、低所得者層を対象にした住宅ローンのことをいう。仕組みとしては、当初の借入金利は低めに設定し、数年後から高金利になるというもので、住宅価格の上昇で住宅の担保価値が上がればより低金利のローンに借り換えることができた。しかし住宅バブルの崩壊──住宅価格の下落と金利負担の上昇により、ローンの延滞や債務不履行(返済不能)が急増し、多くの個人が破産して自分の家を失うこととなった。
問題点
対象の信用の低さ
当然ながら借りた金は返さなければならないが、総合的にみて信用力の低い者は金を返さないこととが可能性が高い。本来、金を持っていない者は住宅ローンを組むことは難しいことであるが、このサブプライムローンでは、極端な例をあげれば借金のある者でもローンを組むことができるものであった。