PISA10
出典: Jinkawiki
概要
PISA(programme for International Student Assessment)とは1997年に始まった、OECD生徒の学習到達度調査である。OECD加盟国政府の要請によって生徒の学習到達度という観点から、国際的に共通した枠組みに沿って教育システムの成果をモニタリングすることを目的とする。
PISA調査
調査の対象にしているのは15歳の生徒である。何故この年齢を対象にするのか、それは義務教育修了段階が15歳であることが理由となっている。現代社会に参加する上で必要になる知識・技能をどれほど習得しているかを測る。
この調査は3年に1回の頻度行われ、科学、読解、数学といった学校教育における主要科目に焦点を当てている。また、革新分野(innovation domain)の生徒の習熟度も行われる。PISA調査は生徒の知識の確認のみを目的としているわけではなく、この調査によって学校内外で直面する馴染みのない場面において、自らがそれ以前に学んできたものから推定、得てきた知識をどの程度活用できるのかということを調べることも目的の一環である。これら調査が表すものは、現代社会を生きる上で個人が報われるためには、何を知っているかではなくその知識を活かし何を成せるのかが大切だということである。