国際結婚

出典: Jinkawiki

2008年7月31日 (木) 15:16 の版; 最新版を表示
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 国際結婚とは、国籍の違う男女が結婚すること、外国人と夫婦になることをいう。


 日本における国際結婚

  2006年の厚生労働省の人口動態統計年報によれば、日本の結婚総数(婚姻件数)の約6.1%(=44,701/730,971)が国際結婚であり、この数値は1980年の0.9%(=7,261/774,702)と比較すれば大幅に増加していることがわかる。同2006年の厚生労働省の人口動態統計年報によれば、国際結婚の相手の出身国籍は、配偶者女性(夫が日本人)では、フィリピン(12,150)、中国(12,131)、韓国・北朝鮮(6,041)、タイ(1,676)、ブラジル(285)、アメリカ(215)、ペルー(117)、イギリス(79)、その他(3,229)であり、配偶者男性(妻が日本人)では韓国・北朝鮮(2,335)、アメリカ(1,474)、中国(1,084)、イギリス(386)、ブラジル(292)、フィリピン(195)、ペルー(115)、タイ(54)、その他(2,773)となっている。      ここから言えることは、まず、日本人の国際結婚総数は夫が日本人であるカップルが圧倒的に多いことである。厚生労働省の人口動態統計年報によれば、2006年の国際結婚数は、夫が日本人・妻が外国人のカップルが35,993組、夫が外国人・妻が日本人のカップルが8,708組で、4倍以上の差がある。ただし、これらは日本政府が認識している国際結婚数のみであるため、外国政府にのみ手続きをした場合のデータは含まれていない。国際的にも妻が夫の国籍に入ることが多い点、また、日本人男性の場合には日本企業の国際化とともに海外に数年以上滞在することも珍しくない点などを考慮すると国際結婚数は上記データに相当数に及ぶと思われる。  

 次に、国際結婚相手の出身国籍に男女間で顕著な差異がみられる。夫が日本人男性のである外国人女性の国籍は、フィリピン、中国、韓国・朝鮮の上位3位で84.2%を占めており、かつアジア以外の国・地域からの出身の女性が占める割合が低い。これは、日本の外国人の出身国割合に準じていると言える。日本の外国人の出身国割合は、韓国・朝鮮、中国、ブラジル、フィリピンの上位4国で79・9パーセントを占めている。  対して、妻が日本人である外国人男性の国籍は、アジア以外の国・地域も比較的多い。  そういった男女間で差異が生じる原因として、一般に男性は配偶者の経済状況を結婚の条件として考慮しないため結婚できるのに対し、女性は相手の経済能力を結婚の条件とする場合が多いため、日本と同程度の経済水準を持った先進国出身の外国人に限定される場合が多いとする俗説がある。しかし、現実的には日本人女性と結婚する欧米人男性は、就業が不安定でむしろ可処分所得は低いケースが少なくない。そのため国際結婚をした日本人女性の最大の悩みの一つに、配偶者男性の不安定な就労状況(失業を含む)や低所得がある。


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