朱子学2
出典: Jinkawiki
2019年1月15日 (火) 23:14 の版; 最新版を表示
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朱子学は11世紀、宋の朱熹が大成した教えである。 身分秩序や格物致知、理気二元論といった考え方を重視し、特に身分秩序に関しては、自然や万物に上下関係・尊卑があるように人間社会にもそのような差別があって然るべきと考えていた。 具体的にその上下関係は「礼」として見出され、「敬(つつしみ)」を持ち、礼をわきまえ主君に従うことを説いている。 日本の江戸幕府でもこの朱子学が採用され、秩序に重んじた保守的な体制を作り上げることに成功したが、時とともにその考え方だけ独歩し、同時にあった道徳主義的側面が失われ腐敗を招く結果につながったことも事実として残っている。
【参考文献】江戸の朱子学 筑摩選書 (2014)土田健二郎
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