オゾン層4

出典: Jinkawiki

2019年1月19日 (土) 01:23 の版; 最新版を表示
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オゾン層 オゾン層の危機 まず一つ目の危機が、1960年代初期に、たびたび行われた米ソ両国による水素爆弾による大気実験である。核融合反応により発生した高温下で、大気中の窒素と酸素が結合し、多量のNOxを生成し、そえがオゾン層を破壊するというものである。二つ目が、1970年前半の超音速航空機の出現である。それは成層圏を飛行するSSTの排ガスに含まれているNOxおよびH₂Oより生成されるHOxがオゾン層と反応してオゾン層を減少させるというものである。以上の事実からみると、極域の窒素酸化物の量が倍増して、オゾン層のオゾンが18%変化することを見出している。

紫外線の人への影響 人に影響するUVの波長は主としてUV-b域に存在する。UV-bはUV-aよりも数段強い生物学的活性を有し、かつ人間に対するUV-bの効果は量依存在である。UVは皮膚では日焼けや色素沈着を生ずる。またUVは種々の皮膚疾患の原因となったり、あるいはまた皮膚症状を悪性させたりもする。が、一方ある皮膚疾患では改善させたりすることもある。長期間にわたるUV曝露は、皮膚の老化を早め、皮膚がんの原因となる。またUVは悪性黒色腫の一要因でもあるという指摘もあり、特に悪性黒子由来黒色腫の発生要因となっている。疫学的には緯度が低くなるにつれて、同一人種では皮膚がんの発生率が高くなる。このようにUVの健康への影響は極めて多岐にわたっており、今かりにUV量の著名な増加が見られれば、人の健康に重大な影響が生ずるであろうことが予測される。

必要となった対策再検討 一九八八年四月二日、ハワイ島ヒロにおいて、「成層圏変化の早期検出のためのネットワーク」に関するワークショップが開催された。冒頭のサマリートークで、NOAA (米国海洋気象庁)高層大気研究所のダニエル·アルブリットン博士は、この成層圏オゾン層をめぐる最近の状況として、このワークショップの開催されるわずか二週間前に発表されたばかりのオゾントレンドパネルの報告をもとに次のように述べた。 まず、「グッドニュース」。これまで蓄積されてきた衛星データは、額面通りに受ける必要はないということ。つまり、さきに発表されたSBUⅤデータの解析結果に基づくオゾンの減少率は、装置上の問題で、実際以上にオゾンの減少が進んでいるように見えることが明らかにされた。次に「バッドニュース」。地球的な規模で、確かにオゾンの減少が起きつつあることが、地上ベースのドブソン計データの再吟昧、再解析により明白になったこと。 さらに、最近のオゾンホールをめぐる研究の進展状況を要約し、今後解明すべきいくつかの問題点を指摘した。

参考 オゾン層を守る


  人間科学大事典

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