アラブの春12
出典: Jinkawiki
2019年1月19日 (土) 21:22 の版; 最新版を表示
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アラブの春 アラブの春とは、2011年に中東(北アフリカ)諸国で広がった一連の反政府・民主化運動と長期独裁政権の崩壊のことである。 きっかけはチュニジア内陸部の都市シディ・ブジットで起きた一人の青年の焼身自殺が直接的なきっかけである。1987年から続くベン・アリ独裁政権下、表現の自由を奪われ、役人や警察当局の横暴などの不満を抱えていたチュニジアの民衆は、正義と自由、そして雇用を求める抗議デモが広がった。そして2011年1月14日、政権は崩壊し、反政府抗議デモに徹した民衆の勝利となった。(チュニジア民衆革命) この革命の波は、短期間のうちにアラブ諸国のほぼ全域に広がり、エジプト、リビア、イエメンでは長期独裁政権が相次いで倒された。しかし、その後リビア、イエメン、シリア、イラクを中心に諸外国の介入とイスラーム過激派の伸長(イスラーム国誕生)により、凄まじい「内戦」に陥っていく。
参考文献 渋谷淳一 本田量久(2017)「21世紀国際社会を考える」旬報社
R.T