人道主義の文学

出典: Jinkawiki

2019年1月19日 (土) 22:43 の版; 最新版を表示
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このページでは、戦後の人道主義をリードした文学作品の代表例をまとめる

目次

バーナード・ショー

独学で学問を収め、劇作家、小説家、批評家として活躍した。のちにフェビアン協会に参加。

『人と超人』

1903 女を猟師、男を獲物と考えるショーの生命力の哲学を喜劇として描いた長編戯曲

T・S・エリオット

アメリカ生まれで、イギリスに帰化した詩人。批評家としても活躍。

『荒地』

1922 第一次世界大戦後のヨーロッパの精神を描いた詩集


ロマン・ロラン

反戦平和を主張。ロシア革命を支持、ガンディーに共鳴。のちにファシズムの政治運動へも参加。

『ジャン=クリストフ』

1904~12 音楽家一家の誕生、成熟を壮大なスケールで描いた大作。ベートーヴェンがモデルであるという説もある。

『魅せられた魂』

1922~33 主人公が対戦前後の激動期に、自由を求めて生きる姿を描く。

アンドレ・ジイド

厳格な新教徒の家庭に育つ。その環境に反発し、数回にわたりアフリカ旅行をする。禁じられていた同性愛も、反発として隠さずにいた。次第に共産主義に共鳴するようになる。しかし、ソビエトの現状を知り、共産主義とも決別する。

『狭き門』

1909 聖書の言葉からタイトルを取る。いとこ同士の愛を描く。


トーマス・マン

リューベックの富裕な商人の家に生まれる。しかし、家の没落とともにミュンヘンで青年時代を過ごす。第一次世界大戦を経験して思想的に政治性を持った。ファシズムの台頭に反対し、民主主義を擁護。ヒトラーが政権を獲得した直後にアメリカに亡命。戦後はスイスに住む。

『魔の山』

1929 第一次世界大戦後の7年間をスイスで過ごした主人公を綴る。

『ブッテンブローク家の人々』

リューベックの商人一家を描く

ヘルマン・ヘッセ

祖父母、父母ともにインドでの布教経験を持つ牧師。著名な神学校を退学し、独学で文学を学ぶ。戦後、スイスに住み両大戦に対して反戦運動をつづけた。

『車輪の下』

1906 著名な神学校に入港した主人公が、厳しい教育に耐え切れず退学する。少年の傷つきやすい微妙な心理を描き、それを理解しない教育を批判する。自伝的作品。

tori


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