金正恩
出典: Jinkawiki
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金正恩
人物について
北朝鮮の政治家。1983年に、金正日の三男として生まれた。2011年12月、金正日の死に伴い、後継者として最高指導者の地位に就いた。(新語時事用語辞典参照) 現在、朝鮮労働党委員長、朝鮮民主主義人民共和国国務委員長、朝鮮労働党中央委員会政治局常務委員、朝鮮労働党中央軍事委員会委員長、朝鮮人民軍最高司令官を務める。党内序列は第1位。軍事称号(階級)は朝鮮民主主義人民共和国元帥。(ウィキペディア参照)
動き
「やつれている将軍様の姿」などと報道され(労働新聞2009年4月12日付)、金正日総書記の健康不安が高まるなか、後継候補として急浮上した。国内メディアでは、「不世出の領導者を迎えたわが民族の幸運」として、同氏の幼少からの天才性を称揚するとともに、核を保有するに至ったのも、同氏が海外留学のおりに米国及び帝国主義列強が起こした戦争を目の当たりにし、「核を持った者には核で対抗しなければならない」と決意を固めたためとしている。他に、軍、党と保安処、保安機関など国内で強大な権限を持っている部門の幹部を対象に、大々的な不正調査を主導しているとの情報も伝えられている。 「革命偉業を代を継いで完成」するという朝鮮民主主義人民共和国ではあるが、憲法上も労働党規約でも「世襲」の規定は存在しない。これらの動きは、経済政策で「軽工業の拍車と人民生活の向上」を掲げて、目に見える成果を示すとともに、幹部の規律を引き締めて後継体制を安定させ、その正統性を裏付けるための布石と解釈されている。(知恵蔵参照) 権力継承の直後の4月13日,国際的批判のなかで強行した長距離弾道ミサイルの発射に失敗,権威を内外に示すために核実験を行うのではないかと懸念された。2012年12月,長距離弾道ミサイルを発射,ミサイルに配備された物体が人工衛星軌道に乗り,発射は成功した。さらに2013年2月,4度目の核実験を行った。この核実験で強化原爆の開発,核弾頭の小型化に成功したとされている。この成功を北朝鮮メディアは,国内に向けて若き指導者の偉業と讃えた。北朝鮮は米韓軍事演習に強く反発しており,3月には,国連・中国との間で調印した朝鮮戦争休戦協定の全面白紙化を宣言,さらに,ミサイル発射の構えをとり続け,米国・韓国との緊張関係をエスカレートさせようとした。北朝鮮はこうした一連の強硬策を金正恩指導体制の成功として位置づけ,最終的に,米国に北朝鮮を核保有国として認知させようとしているとされる。韓国の朴槿恵大統領が習近平国家主席との間で両国間の経済協力と文化交流を深め政治と安保面での協力の幅を広げている動きのなか,2013年12月突如,政権ナンバー2で後見人と目されていた金正恩の義理の叔父である張成沢・国防委員会副委員長の粛清を発表。真相は不明だが金正恩独裁体制を強化する意図であることは確かで,側近も含め軍・党幹部の世代交代が促進されている。(百科事典マイペディア参照) 2013年3月現在、金正恩は報道などにおいて「金第一書記」と呼ばれることが多い。先代の金正日は同様に「金総書記」と呼ばれている。金正恩を最高指導者に据えて展開される政治体制は、「金正恩体制」などと呼ばれる。2012年から2013年3月現在にかけて、人工衛星の打ち上げと称して事実上の長距離弾道ミサイルの発射実験を敢行したり、移動式新型ミサイル「KN-08」のエンジン燃焼実験を行ったり、ブースト型核分裂弾と見られる核爆弾を使用した核実験を実施したり、南北朝鮮の休戦協定を白紙化すると一方的に宣言したり、といった強硬な軍事姿勢をとっている。(新語時事用語辞典参照)
参考文献
[コトバンク https://kotobank.jp/word/%E9%87%91%E6%AD%A3%E6%81%A9-188993] [Weblio辞書 https://www.weblio.jp/content/%E9%87%91%E6%AD%A3%E6%81%A9]
ハンドルネーム:まろ