PMS
出典: Jinkawiki
←前の版 | 次の版→
1 PMSとは
このアルファベットの羅列は何か世界的機関と勘違いしてしまいそうになるが、月経前症候群という一種の身体の症状である。男性陣は知っていて損は無い内容である。PMSは、月経に関連して周期的に身体や精神に不調をきたすことをいう。症状は、月経の10~14日前から始まり、排卵後の黄体ホルモンが分泌される周期と重なっているため、月経開始とともに消える。原因ははっきりとはわかっていないが、女性ホルモンの変動が関わっていると考えられている。排卵のリズムがある女性の場合、排卵から月経までの期間(黄体期)にエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)が多く分泌される。この黄体期の後半に卵胞ホルモンと黄体ホルモンが急激に低下し、脳内のホルモンや神経伝達物質の異常を引き起こすことが、PMSの原因と考えられている。しかし、脳内のホルモンや神経伝達物質はストレスなどの影響を受けるため、PMSは女性ホルモンの低下だけが原因ではなく多くの要因から起こるといわれている。
2 主な症状
からだの症状 →胸が張る、眠くなる、にきび・吹き出物・肌荒れが起こる、だるい、食欲が増す、便秘、肩こり、頭痛、にきび・肌荒れなど 心の症状 →イライラする、感情の起伏が激しくなる、気分が落ち込む、集中力低下、無気力感など
3 対処法
症状記録をつけ病状を理解し把握することで、対処しやすくなる。自分のリズムを知って気分転換やリラックスする時間をつくったり、自分が心地良いと思えるようなセルフケアを探すことが望ましい。また、カルシウムやマグネシウムを積極的に摂取し、カフェイン、アルコール、喫煙は控えたほうがよいと言われている。症状が重い場合には、仕事の負担を減らすことが治療になる場合もある。 他にも薬を使った治療で、排卵抑制療法や漢方療法がある。
参考資料
・http://w-health.jp/monthly/pms/ ・https://www.healthcare.omron.co.jp/bijin/qa/menstruation_Q08.html