徴用工問題2

出典: Jinkawiki

2020年1月31日 (金) 18:13 の版; 最新版を表示
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徴用工問題

目次

概要

 徴用工問題(または徴用工訴訟問題)とは、第二次世界大戦時中に大日本帝国、また日本企業より徴用された元労働者やその遺族による日本、日本企業に対する訴訟をめぐる問題である。

徴用工とは

 第二次世界大戦中、日本統治時代の朝鮮において日本企業により「徴用」されたとする朝鮮人労働者である。  訴訟問題となる背景として徴用工の待遇の問題が挙げられる。しかしながらこれについての見解は立場や有識者ごとに異なり、朝鮮人労働者は奴隷のような待遇であり報酬もほとんど与えられておらず狭い住居での生活を余儀なくされたというような見解があるが、同時に朝鮮人労働者は比較的良い待遇を受けておりある程度自由で健康な生活をしていたという見解もある。

徴用工訴訟問題

 戦争終結後、民間レベルで賠償を求める声は見られたが、現在の徴用工訴訟問題の発端となるひとつは2005年当時の韓国大統領であった盧武鉉大統領およびその政権から、1965年に結ばれた日韓請求協定は一部の朝鮮人を賠償の対象外としており不十分であるという旨の主張がなされたことによる。しかしながら日本側は1965年の日韓請求協定において賠償問題については解決しているとの立場であった。その後は、2005年に国家として謝罪を求める動きが起こるも2009年にはソウル行政裁判所より韓国側の元徴用工による個人請求は無効であるとの表明がなされた。その後韓国政府はこの表明の通り請求は無効との立場をとってきたが2012年韓国大法院は日本企業は元徴用工に対して賠償責任があると認めた。国家的な問題とは別で日本企業に対する元徴用工やその遺族ら個人による訴訟も相次いで起こっており、問題は混迷を極めて終息する気配を見せない状況が続いている。

2019年の判決

 2019年10月30日、韓国の最高裁判所は元徴用工に対しての新日鉄住金の賠償責任を認める判決を下した。これについて日本政府および日本国内メディアの多くは1965年の日韓請求協定により問題は解決しているとの立場から判決を批判した。韓国政府はコメントを差し控えているが、韓国メディアの多くはこの判決を支持し日本の主張について批判をしている。

日韓関係と日韓の相違

 徴用工問題や慰安婦問題のような日韓における問題は、日本と朝鮮の歴史の相違、及び歴史認識の相違が大きな影響を及ぼしていると考えられる。歴史的に朝鮮は大陸と陸続きであることなどから多くの国からの侵略や朝貢的な外交を求められてきた、


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