オールドカマー

出典: Jinkawiki

オールドカマー第二次世界大戦以前から日本に在住し生活してきた朝鮮人や中国、台湾出身の人々とその子孫のことをこう呼ぶことがある。

目次 1 歴史 2 オールドカマーの教育 3 朝鮮学校 4 参考文献

歴史

現在日本には270万人を超える外国籍者が暮らしているが、敗戦直前の日本にも戦争が終わり挑戦も日本の植民地支配から解放された。多くの朝鮮人は朝鮮に帰ったが、故郷の情勢が不安定だったことや日本から持ち出せる財産に制約があったことから日本にとどまる人もいた。これらの人が現在オールドカマーと呼ばれている。

オールドカマーの教育

1930年、文部省は内地在住の朝鮮人も義務教育の対象であるとしていたが、朝鮮人学齢児童の就職率は決して高くなかった。同級生や教員からは見下され暴言を受け、いじめの対象になることも少なくなかった。大阪や東京、福岡の集住地区の朝鮮人の自主的な教育活動によって改善されていった。

朝鮮学校

日本の敗戦によって、1945年植民地から解放された朝鮮人は全国で講習会形式の教育を始める。そう言った場所は国語講習所やハングル学院などと呼ばれ、翌年には600-700項にも上ったと言われている。

参考文献

額賀美沙子 芝野淳一 三浦綾希子編 「移民から教育を考える」