日本人論

出典: Jinkawiki

2008年8月7日 (木) 14:14 の版; 最新版を表示
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日本人論とは、日本人について論じる論、著作、報告のことである。 主な日本人論として、

・個人心理のレベルでは、日本人は自我の形成が弱い。独立した「個」が確立していない。

・人間関係のレベルでは、日本人は集団志向的である。自らの属する集団に自発的に献身する「グルーピズム」が、日本人同士のつながり方を特徴づける。

・社会全体のレベルでは、コンセンサス・調和・統合といった原理が貫通している。だから社会内の安定度・団結度はきわめて高い。

というものがある。

また、日本人論の論調はその時代時代の社会情勢を反映して変化してきている。例えば戦後の荒廃時は、民主主義国として再構築を目指す中、日本に残る独特な封建的な制度・習慣がアメリカや西欧諸国と比較され批判的に検証された。高度経済成長期に入ると逆に日本の特殊性が肯定的に見直されるようになる。

日本人論についての著書はたくさんあり、様々な意見がある。しかし私たち学生は、まず自分なりに日本人像というものを持つべきである。自分なりの人間像を持つことで、他国の文化について学ぶときに比較することが出来、より深い視点で異文化を理解することができる。


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