ロゼッタ・ストーン
出典: Jinkawiki
ロゼッタ・ストーンとは、エジプトのロゼッタで発見された石碑である。
ロゼッタ・ストーンは1799年7月15日、ナポレオン・ボナパルトがエジプト遠征を行った際、フランス軍のピエール=フランソワ・ブシャール大尉によってエジプトの港湾都市ロゼッタで発見された。縦114.4cm、横72.3cm、厚さ27.9cm、重量760kg。
これには、文字が刻まれており上から「ヒエログリフ」「デモティック」「ギリシャ文字」の順になっている。 「ヒエログリフ」は紀元前3千年頃にエジプトで発明され、紀元4世紀まで使われた古代象形文字である。 「デモティック」はエジプト民衆の言葉であり、ヒエログリフを簡易に崩した文字ということがでる。 これに書いてあることは全て同じ内容であるという仮定を立て、ギリシャ文字を元にヒエログリフの解読を行った。 最初にトマス・ヤングがファラオ名など固有名詞の解読に成功し、ヤングのアプローチをヒントに、最終的にジャン=フランソワ・シャンポリオンによって解読された。 書いてある内容は、プトレマイオス5世の戴冠記念祭に関する布告文であり、紀元前196年のものである。
現在ロゼッタ・ストーンはイギリスの大英博物館に展示されている。
参考:http://www.lares.dti.ne.jp/~ankh/egypt/hiero01.html http://www.ohba.co.jp/poper/bunmei/egpt/egpt_04.htm 山川出版社「詳説世界史」