フレネ教育

出典: Jinkawiki

2009年1月13日 (火) 00:50 の版; 最新版を表示
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目次

異年齢の子どもが学びあう

フレネが1935年に南フランスで開校したフレネ学校では、年齢で分けられているのではなく、約60人の生徒のうち、3~5歳、6~7歳が中心のクラス、8~11歳までの3クラス。 少人数で、異年齢が学びあうクラスでは、年長の子どもがちいさな子どもに気を配る光景が見られるなど、互いを思いやる気持ちが自然と育まれる。


3歳から文章で表現

フレネ教育の大きな柱は「作文」と「印刷」である。子どもが日常生活のなかで発見し、表現したいと思ったことを文章にしていく。子どもたちは3歳から文章を書くが、はじめは先生が手助けし、取り組む。自分で書いたものが印刷され、他人に読まれるのは嬉しいから、自分の思いをきちんと表現しようという意欲が沸いてくる。


意見交換

フレネ学校の子どもは対話の名人と呼ばれる。お互いの考えを話し合うという習慣があるからだ。毎日の「朝の会」「帰りの会」「コンフェランス」(親子の研究発表会)、協同組合の集会(学級・生徒集会)があり、意見交換をよくしている。 クラスには言いたいことを自由に書き込める壁新聞があり、そこでの「称賛する」「批判する」「実行した」「希望する」の欄に書かれたことが話し合いのテーマになる。議長は子どもで、先生も参加する。


尊重しプライドを傷つけない

フレネ学校の先生方は、フレネ教育について次のように述べる。「子ども一人ひとりを尊重すること」「子どもの情熱、子どもの中にある欲求を最高の段階まで導く」「子どもに失敗をさせない」

失敗をさせない、は「失敗を恐れさせない」ということだ。みんなの発表の前でも「自分が覚えたものをみんなが聞いてくれるんだ」という誇らしい気持ちで行われるものだ。 これは一人ひとりの存在を認めあったうえで行われていること。関係ができているから、率直に発言し、批判もする。お互いの良さも認め合うことにつながっている。


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