メディア・リテラシー

出典: Jinkawiki

2009年1月31日 (土) 08:04 の版; 最新版を表示
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目次

メディア・リテラシー(media literacy)とは

さまざまなメディア(情報機器・情報媒体)を活用・批判・創出しながら、豊かなコミュニケーションを展開する能力のことであり、その能力を形成する営みのことである。 メディア・リテラシーにおいてもっとも重要な考え方とは、「メディアを利用して教えること」(teaching through media)と「メディアを教えること」(teaching about media)を区別することである。


メディア・リテラシー論によるメディアの機能

1 メディアは現実を構築する(事実そのものを表現する情報は幻想である)。

2 メディアの提供する情報は価値づけられている(だれの利害からも中立である情報はない)。

3 メディアの提供する情報は解釈されることでさらに価値づけられる(メディアはたんに伝えられるものではなく、受けてが意味づけるもの)。

メディア・リテラシー論が語るメディアの機能は、基本的に言語の機能である。


カナダ

メディア・リテラシーを積極的にすすめているカナダ・オンタリオ州教育局は「メディア・リテラシーは、学生がマスメディアの本質・技法・作用を十分かつ批判的に理解することを援助することである。より限定していうなら、それは教育であり、その目的は学生がメディアによる働きかけの方法、メディアによる意味創出の方法、メディアの組織化の形態、メディアによる現実構成の方法をよりよく理解し活用することである。」(Ontario Minstry of Education 1989)



参考・引用文献

「教育学がわかる事典 読みこなし使いこなし活用自在」 田中智志


  人間科学大事典

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