ドント式
出典: Jinkawiki
「ドント式」とは、比例代表制における議席配分の計算方法の一つ。 ベルギーの法学者ドントが提唱し、1900年のベルギー下院議員選挙から採用されている。 現在、日本の衆議院議員選挙、参議院議員選挙でも採用。
各政党の総得票数をそれぞれ1、2、3、4、という正数で順次割っていき、割った得票数の大きい政党順に議席を配分する。 得票数の多い政党にも少ない政党にも、比較的公平に議席を割り当てられるのが特徴。 1票の重みが大きくなってくる。
ドント式の計算例
(http://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/senkyo/mame.htmlから抜粋)
定数が6人で、投票の結果、各党の得票数がA党4,200票、B党3,200票、C党2,000票とした場合、当選者は次のように決められる。 名簿届出政党名 A党 B党 C党 名簿登載者数 4人 3人 2人 得票総数 4,200票 3,200票 2,000票
1で割る ① 4,200 ② 3,200 ④ 2,000 2で割る ③ 2,100 ⑤ 1,600 1,000 3で割る ⑥ 1,400 1,066.7 ― 4で割る 1,050 ― ―
当選人数 3人 2人 1人
各政党の得票総数を1、2、3・・・の整数で名簿登載者数まで順番に割っていく。
【A党の場合(名簿登載者数4人)】
A党の得票総数4,200を
1で割ると → 4,200
2で割ると → 2,100
3で割ると → 1,400
4で割ると → 1,050
計算した結果、その数値の大きい順に議席が配分され、各政党の当選人数が決まる。
(計算の結果、A党3人、B党2人、C党1人。)
当選人の決定方法
衆議院選挙の場合、各政党が定めた当選人となるべき順位により当選人が決まる。
参議院選挙の場合 、候補者の得票数の多い順により当選人が決まる。
参考
http://www.senkyo.janjan.jp/senkyo_dictionary/0806/0806030663/1.php
http://www.pref.shimane.jp/section/senkyo/sousenkyo/syugi/dont.html