後発開発途上国(LDC)
出典: Jinkawiki
後発開発途上国(LDC:Least Developed Countries)とは、
国連開発政策委員会が認定した基準に基づき、国連経済社会理事会の審議を経て、国連総会の決議により認定された途上国の中でも特に開発の遅れた国々のこと。現在、世界には50ヶ国がLDCと認定されている。
後発開発途上国の基準 (1)一人当たりの国民総所得が3年間平均で、年間750米ドル以下。 (2)人的資源指数が基準値以下。その測定指標には死亡率、識字率、カロリー摂取量などがある。 (3)EVI (Economic Vulnerability Index)が基準値以下。その測定指標には、農産物生産量の安定度合い、商品やサービスに関する輸出の安定度合い、天災により影響を受ける人口の割合などがある。ただし、これらのうち2つを2年連続で上回り、なおかつ(1)の基準における年間の国民総所得が900米ドルを超えると、後発開発途上国から外れる。
後発開発途上国(2005年2月末)
*アフリカ(34) アンゴラ、ベナン、ブルキナファソ、ブルンジ、カーボベルデ、中央アフリカ、チャド、コモロ、コンゴ民主共和国、ジブチ、赤道ギニア、エリトリア、エチオピア、ガンビア、ギニア、ギニアビサウ、レソト、リベリア、マダガスカル、マラウイ、マリ、モーリタニア、モザンビーク、ニジェール、ルワンダ、サントメ・プリンシペ、セネガル、シエラレオネ、ソマリア、スーダン、トーゴ、ウガンダ、タンザニア、ザンビア
*アジア(10) アフガニスタン、バングラデシュ、ブータン、カンボジア、ラオス、モルディブ、ミャンマー、ネパール、東ティモール、イエメン
*大洋州(5) キリバス、サモア、ソロモン諸島、ツバル、バヌアツ
*中南米(1) ハイチ