出版権
出典: Jinkawiki
出版権とは
出版権設定契約によって出版者が取得する、その著作物を出版する(本を出す)ことができる権利。出版権は、出版者に対し契約によって定められた範囲内で出版の目的のために著作物の直接的支配を許す権利であるから、著作権者は出版権者による著作物の利用(出版の目的でかつ設定行為で定められた範囲内に限られる)を認容しなければならない義務を負う。出版権は、著作物を原作のまま印刷その他の機械的または化学的方法により文書または図画として複製・頒布する専有権を内容とする。したがって著作物の内容を変更することは許されない。出版権の設定を受けた者は、当該著作物を出版する権利を専有することになるが、出版権の設定を受けてから6ヶ月以内に出版しなければならない義務を負う。したがって第三者に対しその出版権の目的である著作物の複製を許諾する権限を有しない。