ノート:バイキング

出典: Jinkawiki

2009年8月7日 (金) 00:23 の版; 最新版を表示
←前の版 | 次の版→

ヴァイキング

ヴァイキングは元々通商・貿易を業としていた民族である。そのためヴァイキングは、中世のヨーロッパが未だ暗黒時代とされる頃から、東アジア・中東を中心とした異民族・異人種との交流を行い、航海術だけではなく、地理的な知識・工業的な技術・軍事的な技術も周辺のヨーロッパ諸国を凌駕するようになった。その結果、富を求め近隣諸国を侵略していった、とされるものである。


●ヴァイキングの世界

今日ノルウェー、デンマーク、スウェーデンとして知られる北ヨーロッパの国々に住んでいた。彼らはバルト海沿岸地方一帯にそれぞれ植民地をつくっていた。ヴァイキングの祖先は数世紀のあいだ寒い北方の地方に暮らしていたが、紀元800年から1100年ごろにかけてその数と勢力を増した。冒険的なヴァイキングたちはもっと遠くへ旅をした。何百マイルも南へ航海し、地中海へ入った。


●舟について

ヴァイキングは「ロングシップ」と呼ばれる喫水の浅く、細長い舟を操った。ロングシップは多数のオールによって漕ぐこともでき、水深の浅い河川にでも侵入できた。また陸上では舟を引っ張って移動することもあり、ヴァイキングがどこを襲撃するかを予想するのは難しかった。このため手の打ちようがなく、ヴァイキングの襲撃を阻止することはできず、甚大な被害を受けることになる。ヴァイキング船については、ノルウェーのオスロ郊外ビュグドゥイ、およびデンマークのロスキレにある「ヴァイキング船博物館」が中心となって研究がおこなわれている。また、ヴァイキングには、船を副葬にする慣習もあったという。


●侵略

略奪に出かけることは危険だった。舟が難破するかもしれないし、攻撃の途中で殺されるかもしれなかったからだ。ヴァイキングは負傷者については冷酷であり、仲間が受けた傷が回復しない場合は放置して死なせた。後に残って負傷者の看病に手をとられ自分の命を危険にさらすことが出来なかったからだ。略奪はよく統率されていて、メンバーはお互いに忠誠の誓いをたてた。


参考文献

ヴァイキングの町 発行者 三省堂  発行所 三省堂

世界の生活史6 ヴァイキング 著者 ルイ=ルネ・ヌジエ 発行者 東京書籍株式会社  発行所 東京書籍株式会社


  人間科学大事典

    ---50音の分類リンク---
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                          
                  
          

  構成