京都議定書5
出典: Jinkawiki
京都議定書とは
1997年12月11日、京都市で「第3回気候変動枠組条約締約国会議(COP3)」が開かれた。この会議の中で議決した議定書のことを、「京都議定書」という。
この京都議定書は、1992年に開催されたリオデジャネイロの地球サミットにおいて採択された「気候変動枠組条約(地球温暖化防止条約)」の締約国のうち、先進国(東欧を含む38カ国と欧州委員会)にそれぞれ目標量を示して6種の温室効果ガス削減または抑制を義務づけ、その達成時期を定めているものである。 議定書には、温室効果ガス排出量の削減目標を、1990年を基準年として国別に削減目標数値を定め、世界が協力して約束期間内に目標を達成することが定められた。
対象となっているガスは、二酸化炭素、メタン、亜酸化窒素、また、HFC、PFC、SF6は、1995年を基準年とすることができる。
京都議定書により定められた主要各国の削減率は、日本:-6% 米国:-7% EU:-8% カナダ:-6% ロシア:0% 豪州:+8% NZ:0% ノルウェー:+1%であり、全体を足し合わせると5.2%の削減になる。