ジオパーク
出典: Jinkawiki
ジオパークとは、科学的に見て特別に重要で貴重な、あるいは美しい地質遺産を複数含む一種の自然公園ことである。ジオパークでは、その地質遺産を保全し、地球科 学の普及に利用し、さらに地質遺産を観光の対象とするジオツーリズムを通じて地域社会の活性化を目指す。2001 年6月のユネスコ執行委員会で、ユネスコが地質学的に特別意義のある地域や自然公園の発展を推進するメンバー国の努力を支援することが勧告され、以来ジオ パークはユネスコの支援の下世界各国で推進されている。2004年には世界ジオパークネットワークがユネスコの支援により設立され、現在では50箇所の ジオパークが、参加基準を満たすジオパークとしてネットワークに参加している。 日本では、京都、兵庫、鳥取の3県にまたがる山陰海岸が選ばれた。国内の世界ジオパークは、2009年に選ばれた北海道の洞爺湖有珠山などに加え4か所目。国連教育科学文化機関(ユネスコ)の支援を受ける世界ジオパークネットワーク(事務局・パリ)が、ギリシャでの国際会議で審議、同ネットワークへの加盟が決まり、認定された。
世界ジオパークはいわば、世界遺産の地質・地形版。山陰海岸は多様な地形が特徴で、日本の形成にかかわる約2500万年前からの岩石や地層、日本海の海面変動などでできたリアス海岸がある。世界ジオパークの目的は、優れた地質の遺産を、保護し、後世に伝える、教育・研究にいかす、見学旅行により地域を元気にすることである。
参考・引用文献
http://www.geosociety.jp/geopark/geopark.htm
http://www.47news.jp/CN/201010/CN2010100301000635.html
月刊ジュニアエラ 朝日新聞出版
投稿者:M