リサイクル２

出典: Jinkawiki

リサイクル2 発展途上国では、路上のごみ捨て場や廃棄物の埋立処分場で、ゴミ拾いが盛んに行われていて、都市貧困層の生業の一つとなっている。拾い集められた金属類やプラスチックなどの再生資源は、仲介業者わ通してリサイクル工場に運ばれ、原料として利用される。 ごみの処分は廃棄物に含まれる水分が多いことや、経済的にコストがかかるため、一部の都市を除き、大規模なごみの焼却炉は設置されておらず、大部分のゴミは埋立処分されている。廃棄物埋め立て場の建設をめぐって、浸入水による水質汚染の問題が発生したりして、各地で反対運動がおこり、徐々に、新規の処分場の立地が難しくなっているのが実情である。このようななかで、分別収集の実施、拡大生産者責任の導入などリサイクルにより積極的に取り組む方向性を示す動きも増えている。だが、リサイクルには莫大な費用がかかるという側面もある。たとえば、再生紙の生産にかかる費用は普通紙のおよそ2～3倍である。商品としての価格も高くなる傾向があるため、消費者との需要と供給の関係を考慮しなくてはならない。今後の課題の一つとなっている。

参考文献 ジェトロ・アジア経済研究所 [1]

ハンドル名　コーヒー牛乳