安全保障理事会

出典: Jinkawiki

国際連合の重要な機関のひとつ。総会が政界的な平和を何でも討議できるのに対して、安全保障理事会は、平和と安全保障の問題だけを取り扱います。 総会と違って、安全保障理事会は定期会合を開きませんが、その代わりに、いつでも短期間で招集することができます。国連の加盟国であるかどうかに関係なく、いかなる国も、また、事務総長も、紛争あるいは平和への脅威について、安全保障理事会の注意を促すことができます。   安全保障理事会での投票は、総会での投票とは違っています。安全保障理事会で重要な決議を通過させるためには、9ヶ国の理事国が賛成の投票をしなければなりませんが、5つの常任理事国のうち1ヶ国でも反対票を投じた場合、これは拒否権と呼ばれて、決議は通過しないことになります。なお、常任理事国はアメリカ、フランス、イギリス、中国、ロシアです。安全保障理事会の議長は、理事国が交代で1ヶ月ずつ担当します。その順番は、英語表記の国名のアルファベット順で決められます。

<任務> おもな任務は、平和を破壊するお至るおそれのある紛争または事態を平和的に処理し、かつ平和への脅威、平和の破壊、または侵略行為などに対し勧告をし、または強制措置を決定することである。これに関連して、軍備規制計画の作成、国際司法裁判所の判決の履行、地方的紛争の地域的処理の奨励、地域的強制行動の許可、戦略地区の監督などを行います。


参考文献

Yahoo!百科事典   「中学総合的研究社会」旺文社     安全保障理事会  http://www.unic.or.jp/know/orgf2.htm


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