気候変動枠組条約

出典: Jinkawiki

正式名称は「気候変動に関する国際連合枠組条約」で、地球温暖化防止条約、または温暖化防止条約と通称される。1992年にブラジルのリオ・デ・ジャネイロで開催された地球サミットにおいて採択され、155カ国が署名、1994年に発行された。2007年8月現在、191カ国および欧州共同体(EC)が締結している。日本は、1992年に署名し、1993年に国会で承認され、批准し、同年受諾書を寄託。そして1994年効力発生し、同年に公布された。2008年4月1日京都議定書の約束期間が開始される。(2012年まで)目的は、大気中の温室効果ガス(メタン、二酸化炭素、一酸化二窒素など)の増加が地球を温暖化し、自然の生態系等に悪影響を及ぼす恐れがおることを人類共通の関心事であることを確認し、気候系対して人為的干渉を及ぼすこととならない水準において大気中の温室効果ガスを安定化させることである。主な内容は、締約国の共通だが差異のある責任、開発途上締約国等の国別事情の勘案、速やかかつ有効な予防措置の実施等の原則のもと先進締約国に対し、温室効果ガス削減のための政策の実施等、1990年末までに温室効果ガスの排出量を1990年の水準に戻すこと、開発途上国に気候変動に関する資金援助や技術移転などを実施することである。 1997年に気候変動枠組み条約第3回締約国会議(COP3)が京都で開かれ、温室効果ガスの排出量を1990年水準に比べて2008~2012年の間に6%削減するという目標を設定した。


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