藤原京
出典: Jinkawiki
畝傍・耳成・雨香具山の大和三山に囲まれた地に持統天皇が建設した都。最初の本格的都城で、694~710年の帝都。その基本プランは唐の長安城よりも、北魏洛陽城や東魏鄴都南城に共通する点が多い。東西の京極は大和の古道である中ツ道・下ツ道を利用し、南北は横大路・山田道で限られている。近年、京域がそれよりも大きいとする大藤原京説も有力。中ツ道・下ツ道を北にたどると、のちの平城京の東京極・朱雀大路につながる。藤原京の南には天武・持統天皇稜、文武天皇陵、高松塚古墳がある。
<参考文献> 日本史用語集 全国歴史教育研究協議会編