飾り窓地区
出典: Jinkawiki
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飾り窓地区とは
オランダ、アムステルダムにあるアムステルダム中央駅から旧教会、ニューマルクトの計量所へ抜ける一帯のことで、売春街。アムステルダムの観光地として定着している。道路に面したドアは全面ガラス張りで、室内はピンクや紫、ブラックライトなどで照明されており、軒に赤いランプを灯しているため、英語では"Red-light district"と呼ばれる。各部屋の中には下着や裸の女性が立ち、客待ちをしている。通りによって、アジア人女性が多い地区や南米女性が多い地区などに分かれている。「黒人かつ太目かつ年増」などの細かい指定のある地区もある。オランダは世界で最初に同性愛結婚を認めた国でもあり、ゲイ、レズビアンが非常に多く、ゲイのための飾り窓地区も存在している。
売春の合法化
そもそもアムステルダムは13世紀頃から漁師や行商人たちの憩いの場となっており、古く波止場として栄えていた。14世紀にはすでに売春地区として存在という記録もあり、水夫向けの酒場や売春宿が集中していた。2000年に飾り窓での売春が合法化され、主に東欧、南米、アフリカ、アジアから出稼ぎとしてきた女性が合法的に“仕事”として行っている。 売春は世界最古の職業ともいわれており、全面的に禁止にすると闇に包まれてしまい、取り締まりが難しくなるため、逆に合法化することで、行政の管理下に置き、犯罪を防ぐとともに、税金を徴収することにした。売春婦の女性は1か月に1回健康診断を受ける制度が整えられている。中には、「売春するということをネガティブにとらえてほしくない。売春することは被害者ではない」と訴え、飾り窓地区のガイドをやっている元売春婦もいる。
売春博物館
オランダの首都アムステルダムの売春宿にはさまれた場所にできた観光客向けの博物館。世界最古の職業といわれる売春婦の“実生活”を見てもらうことで、売春婦への敬意を持ってもらうのが狙いだという。売春宿を再現した部屋や、コンドームなどの仕事道具の展示などがある。また、売春婦たちが家族と過ごす日常生活の様子などの映像や、ファッションや仕事に対する姿勢などの歴史を学べる展示もある。
参考文献
*マリファナ・売春も合法化されているオランダの裏文化と自由 http://blog.compathy.net/2015/03/30/drugs-and-prostitution-legalized-in-the-netherlands/
*産経WEST オランダで「売春博物館」が設立された“理由”…売春合法化の国、「売春婦も働く女性の1人」 http://www.sankei.com/west/news/140227/wst1402270091-n1.html
*総合旅行トラベルサイト トラベルコちゃん http://www.tour.ne.jp/w_review/AMS/sightseeing/spot/114479/
しゅか