チャータースクール5

出典: Jinkawiki

「チャータースクール」とは「チャーター(特別認可)」を受けて開校する、新しいタイプの公立学校のことである。教師や父母など、学校の開校を希望する個人や団体がプランを準備し、チャーター交付権限を持つ機関(学区/州教育委員会、公立大学など)の審査をパスすると、自分たちの手で学校を開校・運営することができる。公立学校であるため、生徒数に応じた運営資金が州から支給される一方で、教育成果に対する責任を負い、もし成果が出せない場合はチャーターが取り消される仕組みになっている。そして現在、全米には約3,400校のチャータースクールがあり、100万人近くの生徒が学んでいる。 また、チャータースクールは一校一校が特色を持っており、多様であることが多い。基礎教育と生活指導を徹底して行う学校もあれば、教科教育はほとんど行わず、プロジェクト・ベースの学習を進める学校もある。地元企業へのインターンシップに力を入れ、在学中からビジネスを経験する機会を設けている学校や、本格的な機器を揃え、音楽に関する知識や技術の習得を学びの中心に捉えている学校もある。 チャータースクールに問題がないわけではないが、教員が自由に教育をできる。父母に選択権を与えることができる。その結果、学区を改善することができる。という点でポスト・バウチャー制度を担う新しい教育の体制であると考えられている。

鵜浦裕(2001)「チャーター・スクール」 チャータースクール~ユニークな学びの場をどう評価するか~:てら子屋コラム:ヒューマンルネッサンス研究所 http://www.hrnet..co.jp/terrakoya/column/j.html


  人間科学大事典

    ---50音の分類リンク---
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                          
                  
          

  構成