フィラデルフィア

出典: Jinkawiki

フィラデルフィア (英: Philadelphia) はアメリカ合衆国ペンシルベニア州南東部にある都市。フィラデルフィア郡の全域を占めるペンシルベニア州最大の都市である。北米有数の世界都市とも言える。市域人口は151万7550人(2000年国勢調査)で全米第5位。都市圏(MSA)の人口は5,687,145人で全米4位、広域都市圏(CSA)の人口は6,207,223人で全米7番目の規模(いずれも2000年国勢調査)である。 同市は名門ペンシルベニア大学や工学系に強いドレクセル大学、日本にもキャンパスを置くテンプル大学を抱えるなど学術都市でもある。市域内に約12万人、都市圏全体では約30万人の学生を抱える、全米でも最大の学生人口を持つ都市のひとつである。



*フィラデルフィアの歴史


実は1640年代にスウェーデン人が最初に入植したのがPhiladelphia地域のはじまりだ。一方クェーカー教徒であるが故に投獄されていたWilliam Pennは、父親がイングランド国王チャールズ2世に貸していた借金のかたにDelaware川の西側の土地を得、ここに理想郷を作ろうと1682年にNew Castel(現Delaware州)に上陸し、北上しSchuylkil川がDelaware川と合流するあたりに入植。街をPhiladelphia(City of Brotherly Love)と名付けた。当初のフィラデルフィアの街の大きさは、南北はSouth StreetからVine Streetの間、東西はDelaware RiverからSchuylkil Riverの間、つまり比較的安全に行動できると言われている現在のフィラデルフィアCenter Cityの範囲であった。

 1666年のロンドンの大火事を教訓に、通りを広く、そして網の目状に街作りがなされていて、フィラデルフィアはアメリカで最初に計画的に造られた都市と言われている。現在も通りの幅に余裕があり窮屈感が無いのは、この都市計画思想のおかげである。またWilliam Pennはネイティブアメリカンや他の入植者達を平等に扱い、そのため街には城壁を築かず、周辺との境界も明確にしなかった。さらに彼は投資を呼び込み街を発展させるため、市内の土地区画購入者には郊外エリアに無料で土地を与えた。こうして街は発展し、ボストンやニューヨークより後に出来たにもかかわらず、工業・金融サービス・船着き場の設備の良さ・そして優れたペンシルバニア産の農産物のおかげでフィラデルフィアは英語圏ではロンドンに次ぐ大都市へと発展していった。William Pennは1701年最後にフィラデルフィアを発ち、1718年にイングランドで亡くなっている。



*日本とのつながり


1853年にペリー提督を乗せて浦賀湾を訪れ、日本の鎖国に終止符を打った旗艦は、フィラデルフィアで造られたフリゲート艦ミシシッピー号であった。1872年には,西洋文化を学ぶため日本政府から派遣された岩倉具視代表の欧米視察団がフィラデルフィアに立ち寄っている。視察団に加わった女学生の一人に津田梅子がいた。 「太平洋の架け橋」になりたいという言葉を残した新渡戸稲造や内村鑑三・野口英世らもフィラデルフィアと関わりの深い人たちである。


*独立記念館


ペンシルバニアの独立記念館

ペンシルバニアは米国において最も歴史のある州の一つである。

同州フィラデルフィアは1776年7月4日に、トーマス・ジェファーソンが起草したアメリカ独立宣言が署名され、1787年にアメリカ合衆国憲法が制定された街でアメリカ合衆国発祥の地と呼ばれる。 そのフィラデルフィアにある独立記念館が1979年、ユネスコの世界遺産として登録された。 独立記念館はアメリカ独立宣言が行われた建物である。 独立記念館には独立宣言の舞台で初代大統領ワシントンが座っていた椅子が保存されている。


《参考文献》

http://www.geocities.jp/hirapeaphilly/philadelphia/history.html

http://100.yahoo.co.jp/detail/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%A9%E3%83%87%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%A2/

http://www.zarathustra-wins.net/usa.shtml

http://www1.harenet.ne.jp/~kokusai/sinntyaku/fyiraderufyia/fyiraderufyia.htm


  人間科学大事典

    ---50音の分類リンク---
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                          
                  
          

  構成