フィンランド共和国
出典: Jinkawiki
フィンランド共和国(正式名称:スオミ)
フィンランド共和国は、1917年にロシアから独立して成立した。スカンジナビア半島の根元に位置し、33.8万平方キロメートルの国土に524万人が住んでいる。
「フィン人の国」を意味する英語名「フィンランド」に対し、正式名称の「スオミ」は、湖沼を意味する。「森と湖の国」と称されるように、国土の70%近くを森が占め、18万ともいわれる湖を持つ。
主要産業には、紙・パルプ工業、金属工業、ハイテク産業などがある。
フィンランド語とスウェーデン語の二言語を公用語とする。スウェーデン語を母語とする住民の割合は、全人口の5.5%程度である。また、フィンランド北部ラップランド地方には、先住民族であるサーミ人が居住している。彼らの言語も、1999年の憲法改正により、準公用語としての位置づけをもつに至った。
1990年代、ソビエト連邦崩壊をきっかけとする経済不況の只中にあったフィンランドは、国のたて直しを図るために、「知識社会」という国の将来ビジョンを掲げた。これに基づき、大規模な構造改革を実行した結果、状況が好転、現在はそのモデルとして、国際的に知られるまでになっている。