プログラミング教育

出典: Jinkawiki

   プログラミングとは、人間がコンピューターに命令を与えコンピューターを動かすことである。日本において2020年度からは小学校にもプログラミング教育を取り入れることとなった。現代人におけるコンピューターとは日常に必要不可欠なものである。文部科学省によるとプログラミング教育によって子供たちのプログラミング自体の技術だけではなく、子供たちの学習の基盤となる能力である情報活用能力の向上が期待されるという。また、プログラミング的思考を身に付けさせることもこの教育において非常に大きなねらいとなっている。有識者会議「議論の取りまとめ」における「プログラミング的思考」とは、 「自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組合せが 必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、記号の組合せをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていく力」であると位置付けられている。情報活用能力にプログラミング的思考は含まれ、情報活用能力を向上させる上うえでプログラミング的思考をいかにして組み込んでいくかがプログラミング教育において重要なことだという。  これからの社会において実践的なように見えるプログラミング教育であるが課題もある。それは、教員にもプログラミングの技術が求められることである。学校の教員は年々その仕事量が時代とともに膨大になっている。そこに、新しい試みも増えるのは大変厳しい現場となるだろう。また、プログラミング教育には学校を超えて企業や地域の人々の連携も必要になってくる。プログラミング教育を導入するには様々な制度やシステム、教員の働き方など見直すべき点も多いと思われる。

参考文献;文部科学省HP https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/1410886.htm 1chachacha


  人間科学大事典

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