ベトナムの枯葉剤
出典: Jinkawiki
1961年(作戦命令を出したのはJ・F・ケネディ大統領)から1971年までの間、米軍が南ベトナムで行った枯葉作戦は熱帯雨林を死滅させ、砂漠化させた。枯葉剤は軍の委託によりダイヤモンドシャムロック、ダウ、ハーキュリーズ、モンサント社などにより製造され、オレンジ剤、ホワイト剤、ブルー剤の三種類があった。その内の6割が2,4-Dと2,4,5-Tを混合した枯葉剤エージェント・オレンジに含まれていて、催奇性があるとされるダイオキシン総量は500キロにも達した。ジャングルをはだかにし敵を見やすくし、食料を断つ事が目的であった。 ベトナムに散布された化学兵器・枯葉剤の投入総量は、9万1000キロリットルと推計され、10年間の散布で熱帯雨林の12%が砂漠化し、マングローブ林の40%が消えたという。