不法滞在

出典: Jinkawiki

不法滞在とは人が出入国関係法に違反してる状態でその人が国籍を有する国以外の国に滞在している状態をいう。 不法滞在者は法的な地位が安定していないため刑事犯罪にはしる傾向が高いとされており、そのため日本では近年不法滞在者の摘発が強化されている。また、人件費の削減を進める企業が不法滞在者を安い賃金で不当に労働をさせるなどの問題もある。


不法滞在は不法残留と不法入国のふたつに大別される。


不法残留

入国する際には上陸許可を受け、在留資格を有していたが、定められた期限満了後も在留していること(オーバーステイ)

不法入国

上陸許可を受けず、在留資格も有せずに入国すること。また、無効である旅券を利用するなど、不正に入国すること。近年、不法入国の手段は偽造旅券の使用、船舶による密航など多様化している上、正確な人数の把握ができないため、対策が困難である。


日本では1993年に約30万人もの不法滞在者がいたが、新しい入国審査制度の導入が効果を上げ2009年には3分の1近くまで減少した。不法滞在者のなかでもっとも日本に多いとされるのは韓国人である。その数は全体の2割ほどを占めている。

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