北欧神話

出典: Jinkawiki

目次

散文のエッダ

スノリ・へルルトンはアイルランドの裕福な農民、地方の指導者、土地の有力者、外交官であったが、帝国主義的なノルウェーの国王ハーコン・ハーコナルソンにつかえて、やがて裏切ることとなる人物である。彼は学識豊かで、アイルランドの歴史と文学にはとても造詣が深かった。水漬から詩人でもあった彼は、若い詩人のための神話の手引書として書いたのが散文のエッダである。


オーディン

北欧のスカンジナヴィアの神話に登場するアース神族の神々を率いていたのがオーディンである。オーディンは詩人や王、戦士、そして魔術の神であった。彼は全人類の運命を知る神フロッグと結婚する。そして戦いの神トール、雄弁と詩の神ブラギなど多くの神々が生まれる。オーディンは戦闘とはつながりが深く、えりすぐりの闘士を守り、最後には自らのもとに呼び寄せた。


トール

世界の父、神秘と魔法の神、戦士の守護神オーディンと全人類の運命を知る神フロッグとの間に生まれた戦いの神、それがトールである。彼はオーディンとは対照的な神であった。オーディンは詩人や王、戦士、そして魔術の神であり、一方トールはアイスランドやノルウェーのフィヨルドに住むヴァイキングたちの心をとらえた。トールは生まれつき強靭で好戦的な戦士の特性を示していた。トールは不倶戴天の敵である巨人族とたたかい人族を守った。


ラグナロク 

「神々の運命」の意味。または「世界の終焉」の意味もある。世界の終末における神々と巨人族の壮絶な戦いでは、神々も滅びるという言い伝えがある。オーディンは巨大な狼フェンリルと戦うがすぐに飲み込まれ殺される。オーディンの息子のヴィーダルがフェンリルを切り裂き仇をうつ。トールは大蛇ヨルムンガンドと戦いミョルニルでたたき殺すが死に際にヨルムンガンドが吐いた毒を浴びトールも命を落した。戦いも終わりに近づいた頃炎の巨人スルトの放った炎が世界中を焼き尽くし9つの世界は海中に沈みすべては終わった。これがラグナロクの物語である。

参考文献

著 R・I・ペイジ 訳 井上健 「北欧の神話」 著 ドロシー・ハスフォード 訳 山室静 「神のとどろき:北欧神話」

H・N KY


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