地下鉄サリン事件

出典: Jinkawiki

地下鉄サリン事件は1995年3月20日に東京都の地下鉄で宗教団体のオウム真理教が起こした同時多発テロ事件。大都市で一般市民に対して化学兵器が使用された史上初のテロ事件であり国内だけでなく世界にも大きな衝撃を与えた。

概要

1995年3月20日午後8時ごろ、東京都内の帝都高速度交通営団（現在の東京メトロ）丸ノ内線、日比谷線で各2編成、千代田線で1編成、計5編成の地下鉄車内で、化学兵器として使用される神経ガスサリンが散布され、乗客や駅員ら13人が死亡、約6,300人の負傷者を出した事件である。事件当日の3月20日は平日の月曜日で、事件はラッシュアワーのピーク時に発生した。事件に使用されたサリンは液体のままビニール袋に入れられたうえで新聞紙に包まれていた。犯人は割り当ての列車に乗り込み、乗降口付近で先端をとがらせた傘を使い袋を数回ついたのちに列車を降り各々が共犯者の用意した自転車で逃走した。地下鉄サリン事件の逮捕者は40人近くに及び、東京地方裁判所は、首謀者であるオウム真理教教祖麻原彰晃をはじめ林郁夫を除くサリン散布実行反全員に死刑を言い渡した。2012年6月15日、この事件に関与したとして指名手配されていた高橋克也が逮捕され、地下鉄サリン事件で指名手配されていた容疑者は全員逮捕された。

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