地域子育て支援拠点事業

出典: Jinkawiki

実施主体は特別区を含む市町村、社会福祉法人、NPO法人、民間事業者等への委託である。基本事業としては子育て親子の交流の場の提供と交流の促進、子育てに関する相談・援助の実施、地域の子育て関連情報の提供、子育て及び子育て支援に関する講習等の実施である。「ひろば型」の機能は常設のつどいの広場を設け、地域の子育て支援機能の充実を図る取り組みを実施する。実施形態は子育て親子が気軽に集い、打ち解けた雰囲気の中で語り合い、相互に交流を図る常設の場を設けて実施する。出張ひろばの実施や地域の子育て力を高める取り組みの実施をする従事者は子育て支援に関して意欲があり、子育てに関する知識・経験を有する者2名以上で実施場所は公共施設の空きスペース、商店街空き店舗、民家、マンション・アパートの一室等を活用して、開設日数は、週3~4日、5日、週6~7日、1日5時間以上である。「センター型」の機能は、地域の子育て支援情報の収集・提供をし、子育て全般に関する専門的な支援を行う拠点であると共に、地域支援活動を実施している。基本事業の実施に加え、地域の関係機関や子育て支援活動を行う団体等と連携して、地域に出向いた公園や公民館等に職員が出向いて、親子交流や子育てサークルへの援助や重点的な支援が必要な家庭への対応と地域支援活動を実施している。従事者は保育士等2名以上であり、実施場所は、保育所、医療施設等で実施する他、公共施設等で実施している。開設日数は週5日以上、1日5時間以上でひろば型に比べ常設に近い。「児童館型」の機能は、民間の児童館内で一定時間、つどいの場を設け、子育て支援活動従事者による地域の子育て支援のための取組みを行う。実施形態は、基本事業を児童館を利用する学齢児が来館する前の時間を活用し、子育て中の当事者や経験者をスタッフに交えて実施し、地域における子育て力を高める取り組みを行う。従事者は、子育て支援に関して意欲があり、子育てに関する知識・経験を有する者(1名以上)に児童館の職員が協力しており、児童館を利用し、週3日以上1日3時間以上開設している。

参考文献:大日向雅美(編)「子育て支援シリーズ第3巻地域の子育て環境づくり」ぎょうせい、2008 内閣府「平成21年度少子化社会白書」佐伯印刷株式会社、2009


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