日本銀行
出典: Jinkawiki
日本銀行
日本銀行とは 日本の中央銀行で、国のお金やお金に関するシステムの管理をしている特別な銀行のこと。通常は略して日銀と呼ぶ。1882年創設。 認可法人(政府の認可によって特定の目的のために特別な法律に基づいてつくられる機関)といって、政府と民間の間に位置している。
日銀の仕事 ①紙幣発行「発券銀行」 日本で唯一、お札を発行することが出来る銀行だ。お札の正式名称は「日本銀行券」という。
②政府の銀行 日銀は、国がわたしたちから集めた税金や、国債を管理したりする政府の銀行である。 普通の銀行は、金儲けのために経営をする企業であるが、それとは違い日銀は国の金やそれに関するシステムを管理する仕事を行っており、利潤のためには仕事をしていない。
③銀行の銀行 日銀は普通の銀行に対してお金を貸したり預けさせたりする「銀行の銀行」としても仕事をしている。また、普通の銀行がつぶれそうなとき、ほかの銀行からお金を借りても足りない場合に、預金者が払い戻しに殺到して混乱することを避けるため、最終的に日銀がお金を貸し出してくれる。そのため、日銀は「最後の貸し手」と呼ばれる。
公定歩合とは
日銀が、普通の銀行にお金を貸出すときの金利のこと
これを操作することで、日本の景気を操作することが可能。
【公定歩合を操作して景気をよくする方法について】 ・日銀が公定歩合を下げる→普通の銀行は日銀からお低い金利でお金を借りられる ・銀行の金利は肯定歩合によって左右されるので、銀行の金利も下がる ・会社や個人は銀行から低い金利でお金を借りられるので、たくさん借りるようになる ・会社は、銀行からたくさんお金を借りて資金が多くなれば今まで以上にたくさん仕事が出来るようになるので、以前よりも儲けが増える また、個人も銀行からお金が借りやすくなるので家を建てたり、大きな買い物をするようになる ・会社がたくさん儲かれば、働いている人たちの給料も上がるのでお金に余裕が出来る ・銀行の金利が低い時は、ほとんど利子がもらえず、銀行にお金を預けていても意味がないので、(お金に余裕のある人は)銀行に預けないでお金をどんどん使うようになる これらの結果、 国内の金周りが良くなって景気が良くなっていく。
参考資料
『まる分かり現代社会』 稲田義行著 日本実業出版社 2003年
『経済のニュースがよくわかる本〈日本経済編〉』 細野真宏著 小学館 2003年