日蓮宗
出典: Jinkawiki
日蓮宗
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概要
仏教の代表的な宗旨の一つ。法華経からとった法華宗ともいう。鎌倉時代中期に日蓮によって興された、いわゆる鎌倉仏教の一つ。
日蓮の生涯
1222年 安房国の漁師の子として誕生。
1233年 天台宗の清澄寺に入門
1238年 清澄寺道善より授戒。
1240年 比叡山へ遊学。はじめ東塔の円頓坊に住し、ついで横川の寂光院にうつる。31歳まで比叡山を拠点として近畿各地を遊学。 また高野山でも勉学に勤しむ。
1253年 清澄寺に帰山、同年4月28日立教開宗。 ここから様々な苦難(法難etc.)にぶつかる。
日蓮(法華経)の教え
法華経は、数ある仏教経典の中でもお釈迦様の教えの集大成と言われる経典で、第一章から第二十八章で構成されている。その経典の前半部分の中心となる、 お経「本便品第二」には、それぞれ各人がみな仏になれる、そしてどのような人でも「仏の心」が備わっていると説かれている。それは、人だけではなく 動物も植物も大地も、全ての生きとし生けるものに「仏の心」がある、なのでどのようなものでもなおざりに扱ってはいけないと説かれている。 自分の心の中には、さまざまな側面が存在していてお釈迦様は私たち人間の心の中に10の世界(地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上、声聞、縁覚、菩薩、仏) が備わっていて、それが互いに関わりあい一つの思いを成り立たせている。 また、私たちが住むこの世界は楽しいことも苦しいことも嫌なこともたくさんあって、お釈迦様の願いというのはそんな私たちの苦しみを救うことにあるという。 そんなわたしたちはお釈迦様の`命`を受け継いでいて、いのちとは単なる肉体的な生命としての意味ではなくお釈迦様の慈悲の心であり安穏な世の中を思う願いであり、 人間全員がいきいきと生きるという意思でもあるという。
勤行の行い方
1、ご本尊に向かい鈴を打ち、題目三唱をする。
2、諸天供養を行う(朝のみ)
3、本便品(お経)を読経する。
4、題目を唱えて、題目終了時に、鈴を打ち題目三唱をする。
参考資料
HN. 熊