普通選挙
出典: Jinkawiki
普通選挙とは納税額や財産を選挙権の要件としない選挙のことである。それを要件とする選挙を制限選挙という。戦前の帝国議会衆議院議員選挙においては納税額が要件とされていたのであるが次第にこの要件は緩和され、1925年、男子に限定してのことであるが、この納税額の要件がはずされ、普通選挙制度が成立した。
しかし、現在においては、真の意味での普通選挙は納税額、財産のみならず、人種、信条、性別、社会的身分、教育などによる一切の制約を禁じたものであり、この様な普通選挙が実現したのは1947年の日本国憲法下においてであった。
参考文献 『わかりやすい憲法』緒方章宏編著,文化書房博文社,2008