最も幸福な子ども

出典: Jinkawiki

「最も幸福な子ども」とは、ユニセフ・イノチェンティ研究所が、21の経済先進国(全てOECD加盟国)の子どもや若者を取り巻く状況に関して発表した研究報告書において分かった、「オランダの子どもたちが総合的に一番幸福だと感じている」ということ。

1.調査について

ユニセフ・イノチェンティ研究所が、2007年2月14日、21の経済先進国(全てOECD加盟国)の子どもや若者を取り巻く状況に関する研究報告書(Report Card 7)を発表した。この研究では、各国の子どもの福祉を、「物」、「健康と安全(治安)」、「教育」、「友人や家族との関係」、「日常生活上のリスク」、そして「子どもや若者自身の『実感』」の6つの角度から複合的に考察したもので、報告書は今回研究対象となった全ての国で、少なくとも部分的な状況の改善の余地があること、また、全ての面で他の国を凌ぐ国は一つもなかったとしている。

2.報告書から読み取れること

オランダは総合的にどの分野においても高い評価がなされているが、特に「主観的な幸福」という部分が特に高い評価である。それは、オランダの子どもたちは、自分の人生を自分で決められるからである。親からの干渉は時に子どもを不幸にさせているということがわかる。 また、我が国日本は、子どもの意識をまとめた項目で、「孤独を感じる」と答えた15歳の割合は、ほかの国と比べ29.8%と、ずば抜けて高かった。これは、不登校やいじめなど様々な教育問題とかかわってくる重大な事実である。


参考文献  日本ユニセフ協会ホームページ http://www.unicef.or.jp/index.html


  人間科学大事典

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