核兵器不拡散条約

出典: Jinkawiki

概要

核兵器不拡散条約は正式名称:核兵器の不拡散に関する条約 (Treaty on the Non-Proliferation of Nuclear Weapons:NPT)と呼ばれる、核軍縮を目的とする国際条約である。この条約の成立前より核兵器を保有していたアメリカ、ロシア、イギリス、中国、フランスの5カ国以外の核兵器の保有を禁止している。さらに、核保有国の核兵器の削減などを盛り込んでいる。
2017年4月時点での締約国は191カ国。非締約国はインド、パキスタン、イスラエル、南スーダンの4カ国で、インド、パキスタンは核兵器を保有していることを公表しており、イスラエルは公表こそしていないものの核兵器を保有しているとされている。南スーダンは建国して間もなく体制が整っていないため。北朝鮮は、度々NPTからの脱退を表明しているが2017年4月時点でも締約国にリストされている。核兵器拡散防止条約とも呼ばれる。

内容

核兵器保有国には、核兵器の他国への拡散を禁止。核軍縮のため「確実に核軍縮交渉を行う義務」を。
非核兵器保有国に対しては核兵器の製作、保有を禁止し、原子力の平和的利用のため国際原子力委員会(IAEA)による保障措置を受け入れる義務が課された。

参考


  人間科学大事典

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  構成