献血

出典: Jinkawiki

献血とは、輸血や分画製剤として患者さんの治療に用いられるために、無償で血液を提供することである。日本では日本赤十字社が全て手がけており、提供された血液は感染症の検査の後、各医療機関等へ提供される。


目次

献血の種類

全血献血 ・200mL献血 (16歳から69歳) ・400mL献血 (18歳から69歳) 採血時間は10分から15分。

成分献血 ・血小板献血 (18歳から54歳) ・血漿献血  (18歳から69歳) 採血時間は40分から90分


採血副作用と注意

献血を行う場合、採決に伴う副作用が生じることがある。採血中や採血後に、気分不良、吐き気、めまい、失神などが約0.9%(1/100人)、針を針を刺すことによる皮下出血が約0.2%(1/500人)、神経損傷(脱力や痛み)が約0.01%(1/10000人)程度の頻度で発症する。 献血によって健康障害が生じた場合、医療費などを補償する献血者健康被害救済制度がもうけられている。


献血ができない人

1:エイズ検査が目的の人(エイズ検査の結果はお知らせしていない)

2:この1年間に、不特定の男性と性的接触があった人

3:男性でこの1年間に、男性との性的接触があった人

4:この1年間に、麻薬・覚せい剤を使用した人

5:輸血や臓器の移植を受けた人

6:B型やC型肝炎ウイルスやエイズウイルスの保有者と言われた人

7:梅毒、C型肝炎、またはマラリアにかかったことがある人

8:海外から帰国(入国)して4週間以内の人

9:昭和55年(1980年)以降、ヨーロッパの対象国に滞在(居住)した人

10:この3日間に、出血を伴う歯科治療(歯石除去を含む)を受けた人

献血当日の過ごし方

献血後は、水分の補給と休憩(少なくとも10分以上)をとること。乗り物を運転する場合は30分以上の休憩をとる。

・トイレ:採血直後の排尿は座位で行う

・エレベーター・階段:使用する際は、特に注意する

・入浴:2時間以内の入浴と当日のサウナは避ける

・飲酒・喫煙:献血直後は避ける

・スポーツ:水泳、マラソンなどの激しいスポーツは避ける

・重労働:採血側の腕に強い力がかからないようにする。

気分がわるくなったら、すぐにしゃがむか、横になる。

参考資料 日本赤十字社 献血資料


  人間科学大事典

    ---50音の分類リンク---
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                          
                  
          

  構成