舞姫
出典: Jinkawiki
『舞姫』（まいひめ）は、森鴎外の短編小説。1890年（明治23年）、『国民之友』に発表。ドイツに留学した官吏太田豊太郎と踊り子エリスとの悲恋を通し、明治の青年の近代的自我の目覚めとその苦悩を描く。 森鴎外が1884年から4年間ドイツに医学を学ぶために留学した時の経験を基に執筆された。主人公の手記の形をとり、その体験を綴る。高雅な文体と浪漫的な内容で初期の代表作。この作品をめぐり、のちに石橋忍月と舞姫論争がおこった。なお主人公は作者森鴎外といくつかの共通点がある。
